[お悩み相談]求める条件が高すぎる?魅力はあるけど結婚できない40歳後半の男性の話。

こんにちは。
リノマリアージュ副所長 鳥居剛志です。

今年も残すところわずかになりました。
皆さんは今年はどんな年でしたでしょうか?
僕は今年を思い返してみると、とても大きな流れがあった年だったと感じています。
さまざまな出来事があった中でも良い思い出ばかりが思い起こさせるというのは『きっと良い年になったのではないかな』と思っています。

今年を振り返って良かったかどうかを決めるのは他の誰でもない自分自身です。
毎年そうだと思いますが良いことも悪いこともあった一年だったと思いますが、全てをひっくるめて「良い」とハンコを押してあげると気分もいいですし来年に向けて前向きになれると思います。

来年も楽しくなるには、自分が「楽しくなる」ということを決めることが大事だと思います。
まずは楽しくなると決めてしまい自分が楽しくなっている姿を想像してみましょう。
きっと来年が楽しみになってきますよ。

さて「今日のお悩み相談」に参りましょう。

今日ご相談があったのは、結婚相談所で婚活する40歳後半の男性です。

彼のプロフィールとしては、地方在住、顔は普通、背は高い、仕事は自営業で年収は約2千万円ほどだということです。

彼は約1年ほど婚活をしています。
しかし結果が出ないことに気を病んでいるようです。

この1年間でお見合いした人数はおおよそ30人で、お見合いから仮交際に進んだ女性は5人ぐらいということです。
しかし仮交際と言っても、彼にとっては前向きな交際ではなく、『興味はないが、とりあえずもう1度くらいは会ってみようというスタンスなのでうまくいかず破局してしまう』と彼は言います。
彼は『本当にお見合いしたい女性とはお申し込みしても成立しない。ワンランク落ちるような女性とならお見合いが決まるが結局うまくいかない』と頭を痛めています。

1年も婚活を続けてきて婚活疲れも感じてきている彼は、早々に結婚を決めたいと言います。
彼は結婚するためにはどうしたらいいのか、また、婚活がしんどく感じてしまっている時の対処方法を教えて欲しいと言います。

お見合い頻度はどのくらい?

まず、お見合いした人数がおおよそ30人ということは平均すると2週間に1人のペースなので、良いペースかなと思います。
お見合いはプロフィールを見ているとはいえ、全く知らないと言っていい人とお会いするわけです。
『どんな人なんだろう?』とか『うまくいくだろうか?』などと身構えてしまうのは当然で、緊張もあることからとても疲れてしまうと思います。
また、休日に時間と労力とお金を使いお見合いをするわけですから、心身共に大変だと思います。
ご自分の時間も確保しながら婚活していくには、人や状況にもよりますが2週間に1回くらいがちょうど良いと僕は思っています。

婚活がうまくいかない原因を探る。

彼は1年間活動してきて婚活疲れを感じています。
それは先程述べたように初めてお会いする方は色々気を使うことで心身共に疲れてしまう上に、その後の交際に繋がらない時は途方もなく疲れてしまうことでしょう。
些細な結果であろうとも、成果を感じることができなければモチベーションも下がります。
僕も婚活をしていて成果が出ないと感じていた時期はとても辛く疲れていたので、1年間モチベーションを保ちつつ活動し続けることは大変なことだと思います。
これは僕の想像の範囲ではありますが、彼は1年間自分のモチベーションを保つべく何か自分なりの解消法でそれなりに解消しながら進んできたのではないでしょうか。
しかし、婚活疲れした根本的な原因が解決されたわけではないため、またすぐに疲れて辛くなってしまうという循環を繰り返し、結果前に進むことができなくなりつつあるのではないでしょうか。
僕はきちんと婚活疲れした原因を取り除いてあげる必要があると思っています。
「なぜ婚活疲れしたのか」から始まり「なぜ自分の求める結果が出ないのか」など婚活疲れを細かく分解していくと何が問題なのかがわかってくることがあります。
彼の場合、詳細をお聞きしてみないことにはなんとも言えませんが、おそらく彼が女性に求める条件が高すぎるのではないかと僕は思いました。
彼自身がおっしゃっているプロフィールだけの判断ではありませすが、彼はとても魅力的な男性だと思われます。
年齢は多少上ではありますが、それをカバーするだけの魅力を備えていると思います。
しかし、彼からお申し込みする女性とはお見合いが決まらないのはあまりにも高い条件を求めている可能性が高いわけです。
例えば「30歳前半の女性でモデルのような方で、家事もできて自分のために尽くしてくれるような女性」といったような才色兼備な女性を求めているかもしれません。
しかし、あまり現実味がない話だと思います。
現に彼はお申し込みが通らないわけですから、彼は彼が希望する女性に選ばれるだけの力量が持ち合わせていないということになってしまいます。
であるならば、まずは彼自身の女性に対する考え方や見方を変えていくか、彼が希望する女性から選ばれるだけの力量を備えるかしかないと思います。
婚活疲れの原因がお申し込みが通らないことであるとすれば、闇雲に活動せずに原因を解消してあげることで活動自体も上手くいくでしょうし、婚活疲れも感じにくくなると思います。

お見合いや仮交際から見る自分の魅力とは?

とはいえ、彼は仮交際に進んだ女性が5人ほどいらっしゃったということです。
それは成果が出ていると言って良いと僕は思います。
ただ、彼はその成果を成果として受け取ろうとしていません。
なぜなら彼的には「仕方なく仮交際した」といった「後ろ向きな成果」に他ならないからです。
お見合いから仮交際に至っているということは、仮交際した女性たちは彼に魅力を感じているということです。
それはとても光栄なことですし、貴重なことだと思います。
彼が自分のタイプではないことは仕方がないことだと思いますが、成果は成果として捉えることで自信にもつながっていくのではないでしょうか。
また「自分の魅力がどこにあるのか」ということを知ることで、彼自身が望む女性にアピールする際の武器になり得ると思います。
そうして成果をきちんと認めてあげることで前向きになれると思いますし、婚活疲れも起きにくいと僕は思います。

『早く結婚したい』と思うのは当然ではあります。
結婚相談所での成果は当然結婚することです。
結婚ができて初めて願いが成就したと言えるでしょう。
しかし、結婚に至るまでのプロセスが大事なことは言わずも知れたことだと思います。
一足飛びに結婚に至るということはないわけです。
彼は1年間活動し様々な経験をしたことでしょう。
その経験を活かし強みはさらに磨きをかけ、改善すべきところは改善していくことができれば、結婚に至る可能性も上がると思います。

最後に。

僕がちょっと気になった部分がありまして、彼の「ワンランク落ちるの女性」という表現でした。
彼は自分のタイプではない女性のことをそうおっしゃっているのだと思います。
しかし、あまり表現がよろしくないと思いました。
彼にとっては「ワンランク落ちる女性」であっても別の方から見たらすごく素敵な女性であることもあるわけです。
総じてランクが下のような表現は心の中で思っているとしても女性に対し失礼ではないかと僕は思います。
その意識は、自分が意識していないところで見え隠れしてしまい、他の女性から敬遠されてしまう原因になりかねません。
また、彼が気になる女性にお申し込みをしてもお見合いに繋がらないのは、お申し込みされた女性からすると彼の方が「ワンランク下」と見なされているということなります。
いずれにせよ、今現在お見合いができたり、仮交際に至ることができる女性こそが彼にとって結婚に結びつく可能性のある女性であることは間違いないと思います。
結婚はご縁なので断言はできませんが、彼自身の女性への見方を変えていければ結婚はそう遠くないのではないかと僕は思いました。

さいたま結婚相談所
先生の為の婚活ROOM リノマリアージュ
代表 鳥居剛志