会話が続かない??うまく話を盛り上げるコツ。

『お見合いで会話が続かないんです』
このようなお話はよく聞く話です。

お見合いでも交際でも言えることではありますが、会話が盛り上がらないと『相性が合わない』と感じさせてしまい、お断りされてしまう可能性が大きくなります。

お見合いや交際で相手に気に入ってもらうためには「会話が盛り上がる」というのは絶対に必要な要素だと思います。

では、なぜ会話が続かないのでしょうか?

  1. そもそもお相手が自分に興味がなく会話をする意思がない
  2. 会話に苦手意識を持っている
  3. お相手に隠したいことがあるため用心しながら会話している
  4. お相手の様子を伺っているため受け身の会話をしている

以上のような理由が考えられます。

それぞれ簡単に説明していきたいと思います。

興味が全くない人はどうしようもない。

まず、「そもそもお相手が自分に興味がなく会話をする意思がない」についてですが、これはお相手がなんらかの理由で自分に興味を示していないので、会話を盛り上げようがんばってみても空回りしてしまう可能性が高いと思います。
お相手が社交的な方でお見合いをしている時間だけでも会話を盛り上げてくれるような方であればそれなりに会話も弾むかもしれませんが、『今後ご縁が繋がることはない』と思っている方とは表面的な適当な会話で済ませてしまう方が多いため、やはり会話が盛り上がることは期待できないと思います。

会話が苦手は自分の思い込み。

次に「会話に苦手意識を持っている」については、『自分は会話が苦手だ』と決めつけていて積極的に会話をしようとしないために会話が続かないということがあります。
会話が苦手だと思い込んでいる人は、『会話が面白くないと言われた』とか、『何言っているのかよくわからないと言われた』など過去に自分の会話を指摘された経験があることがほとんどです。
過去に会話を指摘された人と現在お見合いしたり交際している人は全く別の人です。
当然のことではあるのですが、『会話が苦手』と言っているときは、会話を指摘された人をイメージしているのではないでしょうか?
『またあの時のように面白くないと言われるのではないか?』と恐れてしまっているのではないでしょうか?
過去に会話を指摘された方と今お見合いや交際している人は違います。
あなたの会話が面白いと感じる方だって必ずいるはずです。
また、『お相手は面白くないとはっきりとは言わないがきっと面白くないと思うに違いない』と勝手にお相手の心情を決めつけていたりしませんか?
あなたの話を相手が面白いと思うか、面白くないと思うかはお相手次第です。
どんなに話がうまいコメディアンの方でも、『面白くない』と思われることは必ずあります。
あなたはあなたが思うように精一杯会話をすればいいのです。
会話が苦手だと思っているのはあなた自身です。いや、会話が苦手だと思っているのはあなただけです。
いきなり会話を上手に盛り上げられるようにはなれないかもしれませんが、段階を踏んでいけば必ず上達していきます。
焦らずに確実に進んでいきましょう。

隠し事は打ち明ける準備をしておく。

そして「お相手に隠したいことがあるため用心しながら会話している」についてですが、初対面の方に対し最初から全てを包み隠さず話をすることはないかもしれませんが、バレてはいけないような隠し事を持って会話をしていれば、常に最新の注意をはらって会話をすることになります。会話している最中、頭の中はそのことばかりで『バレないかな?』と内心ドキドキしているために会話に集中できていません。
人には言えないことの一つや二つはあるものですが、婚活に関して言うならば、いずれ結婚するかもしれないお相手に隠し事をして、お見合いや交際、さらには結婚後の生活がうまくいくとは思えません。
最初から何でもかんでもすぐに打ち明けろとは言いませんが、『いつかはきちんと話そう』と心に決めておけば、たまたま会話の流れで明らかになったところで、その時が話すタイミングだったと落ち着いて打ち明けることができるでしょう。
隠し事をしながら話をしていると、やはりお相手は不自然な空気を感じ取り、結果うまくいかないことの方が多いです。
隠したいことがどんなことかにもよりますが、打ち明ける時にどう説明し納得してもらうかを、あらかじめ準備しておきましょう。
準備しておくことで『いつ聞かれても大丈夫だ』という自分の安心感にもつながりますし、お相手に打ち明ける際には落ち着いて丁寧に正直に話をすることで、自分にとっては隠したいマイナスなことであったとしても、お相手にとっては好感度が上がる可能静だってあります。
マイナスだと思っている部分も使い方によっては強力な武器になりますね。

お相手を知るためにはまず自分から心を開く。

最後に「お相手の様子を伺っているため受け身の会話をしている」についてですが、初対面ではお相手がどういう方なのかわからないのは当然です。
お見合いにしても交際にしても『今後のご縁に繋がっていくのかを見極めたい』という気持ちや、『気に入られたい』という気持ちから、お相手の心情を把握したいと思うものです。
『お相手がどういう考えや価値観を持っているのかわからない時点で自分を開示してしまえば、嫌われてしまうかもしれない』と思ってしまい、お相手の動向を見てから自分が合わせていくという、受け身な会話に徹してしまうことがあります。
それは、実はお互い様であって、多かれ少なかれお互いに同じように考えていることでしょう。
それでは会話が盛り上がらないのも当たり前な話になってしまいます。
自分を開示することで嫌われてしまうのではないかと思う気持ちはわかります。
しかし、今後お付き合いし結婚しようとするお相手に自分を開示しないということはあり得ない話です。
最初はまだ関係性が薄いために突然自分を開示してしまえば誤解されてしまう恐れがあるのもわかります。
しかし、逆の立場で考えてみてください。
お相手が自己開示してもらえなければ、『自分には興味がないのかもしれない』と感じるのではないでしょうか?
また、自己開示をすることは印象が良くなることの方が多いです。
『お相手の心情を知りたい』とか『心を開いて話をしてほしい』などと思うのであれば、まずは自分から開示するように心がけましょう。
『自分だけ開示するのはなんか嫌だ』と思うこともあるかもしれませんが、お見合いや交際においてのコミュニケーションで大切なのは歩み寄りです。
自分の好きなことや嫌いなこと、考え方や価値観などをお伝えすると共に、お相手の好きなことや嫌いなこと、考え方や価値観などを知っていくことで共通点が見えたり、妥協点を探ったり、さらには、新たな2人だけの価値観を作り上げたりとお互いが歩み寄らないことには関係性が向上していきません。
まずは自分から心を開示して、お相手が開示してくれるのを待つという姿勢も時には必要だと思います。
あなたが正直に心を開示してくれる姿はきっと好印象に映るはずですよ。

以上、会話が続かない原因を見てきました。

最後に会話を続かせるコツについてお話させてください。

会話を続かせるコツ、そして、会話を盛り上げるコツは、
「お相手に興味を持つこと」
これが最重要です。

『結婚したい』『お見合いや交際をうまくいかせたい』『気に入られたい』といった気持ちを持つのは当然なのですが、その気持ちが強ければ強いほど、自分に目線が向いてしまいます。
つまり、自己中心的になりがちだと言うことです。
お相手がどういう人で、今後結婚できるのか見極めたいという気持ちもわかりますし、お相手に気に入れられるために自分の見せ方を気にするのもわかります。
しかし、その目線は全て自分目線です。
自分がどう見られるかはとりあえず置いておいて、まずはお相手に興味を持ちましょう。
そして、お相手を楽しませるように意識してみてください。
それこそが会話を続かせ、会話が盛り上がっていく秘訣になるでしょう。
なぜなら、自分に興味を持ってくれる人とは会話したいと思うものですし、興味を持ってくれると逆にお相手も興味を抱くものだからです。
最初から興味を失ってしまっているような人はどうしようもありませんが、お見合いして交際してあなたに少しでも興味を寄せてくれている人であれば、好印象に変わることは間違いないですよ。

まずはプロフィールを読み込み、自分との共通点を探したり、興味が持てるところを探したりしてみましょう。
事前に会話内容を準備するとまではいかなくても、プロフィール上だけでもどんな人なのかを把握し興味を持っておくことは必要です。
ただお見合いして、フィーリングが合うとか合わないとか漠然と判断する前に、お相手をきちんと知ることから始めませんか?
フィーリングが合うか合わないかは、もっと先にお話しだと思いますよ。

リノマリアージュ
鳥居剛志