[お悩み相談]結婚はまだか?とうるさい両親。両親の本音と対応方法。

今日のお悩みは子供の結婚を望むご両親からです。
顔を合わせる度にご両親に『結婚はまだか?』なんて言われて嫌気がさしてる方もいるかもしれませんね。
今日はそんな両親と結婚についてお伝えしますよ。

【質問】

70代の男性。
妻と二人で暮らしています。子供は40代の長女と長男の二人で、ともに県外で働いており、いまだ結婚せずです。妻が世間体などから、結婚について強くあたった結果、子供たちからは妻を避けるようになってしまいました。
こうした状況で、私たちがさらに老い、死んでしまったら、どうなるのか不安です。
妻は『あんたの家系は絶えるようになっている。結婚しなければよかった』などと言います。
反論しても口論になるだけなので黙っていますが、妻はこのことが頭から離れず、夜も眠れなくない様子。気持ちはわからないでもありません。
病気になったり介護が必要になったりした際の対応、金銭の処理、葬儀や墓など、行政を頼ればなんとかなるのではないかとも思うのですが、誰がどのようにしてくれるのか心配です。
子供も考えてくれているだろうとは思いますが、話づらい話題で、聞いたことがありません。
どうしたら良いか、アドバイスお願いします。

問題をきちんと区別しよう

ー誰のための結婚?ー

結論から言うと、まったく気にする必要はなく、したいようにしたらいいと僕は思います。

結婚するのはご両親でなく自分たちなので、ご両親の顔色を伺って『結婚しなきゃ』と肩を落とすのはおかしな話ですよね。

仮に自分が結婚相談所で婚活したとして、お相手から
『なんで結婚しようと思ったんですか?』
なんて聞かれた時になんて答えるのでしょうか?

まさか『親が結婚しろって言うから…』なんて言おうものなら、即お断りされてしまうでしょう。

結婚するのも、幸せになるのも自分たちです。

ご両親になんと言われようとも自分の人生ですからきちんと自分で決めたらいいと僕は思います。

ー問題が混乱してる親の対応ー

なぜご両親は結婚させたいのでしょうか?

質問にも書いてあるとおり世間体です。
それとご両親、特にお母さん自身がご自分の老後が心配なんですね。
それはご両親の問題であって、自分たちの結婚とはなんにも関係がありません。

子供が結婚すればご両親と問題が解決するかと言われれば、まず間違いなくしないでしょう。
それどころか、結婚後も『いつ一緒に住んでくれるのか?』などとプレッシャーをかけられるのは目に見える気がします。

お子さんの婚活に口を出すご両親は、ご自身の問題とお子さんの結婚をごっちゃにしてる方が多いと思います。
だから、自分が選んだ人にも
『そのお相手で大丈夫?』なんて口を出してしまうのです。
その大丈夫?はお子さんではなく問いかけてるご両親本人が自分自身に問いかけてるものです。

『この年収で子供が育てられるのかしら?』とか
『お相手のお仕事安定してるのかしら?』などと言うのは『子供のことを思って…』と口では言いますが、全て保身です。

心の奥底で思うのは

『名前も聞いたことないような会社で親戚などからバカにされないだろうか?』とか
『お金がないから助けてほしいなんて言われないだろうか?』だと思います。

自己の保身ではなく本当に子供を思うなら、そして、きちんと問題が区別できていれば、子供が誰を連れてこようと、きちんとした気持ちがそこにあるなら応援するのではないでしょうか。

ご両親との向き合い方

ー心配しなくていいー

ご両親から結婚を急かされてうんざりしつつも『独身でいることで親に心配かけてしまってる』と気にしてしまいませんか?

はっきり言ってしまうと心配する必要はありません。
なぜなら、当たり前ですがご両親も大人です。
そして、婚活しているあなたも大人です。

今日ご質問されてる方たちも大人です。
お子さんはもう40歳という中年の分類に入ってくるいい大人です。

その大人同士が小さな子供を心配するかのように心を痛める必要はありません。
『無関心になれ』ということではありません。
困ったときは手を差し伸べて助けてあげた方がいいと思います。
しかし、それも『これで困ってるから助けてほしい』と手をあげてもらったら助けてあげたらいいだけです。
助けを求めていないのに過度に心配するのは相手を心配してるのではなく、自分の心の方に何か問題がある場合が多いです。
なので、ご両親はご両親で、あなたはあなたでそれぞれの人生をまっとうしたらいいんです。

ーきちんと話をしましょうー

今日のご質問にもあるように、結婚結婚と強く当たられてうんざりしてしまい、ご両親と心が離れていってしまうのはよくわかります。
自分の考えてることや気持ちを話すのがめんどくさいのもよくわかります。

しかし、理解してもらえるように説明はしておいた方がいいです。

それはご両親に理解してもらおうとか、納得してもらおうと言うわけではなく、自分の気持ちをちゃんと伝えることで自分自身がスッキリするからです。

あなたの言葉を受け取るかどうかはご両親が決めることですので、そこは気にしなくて良くて、ただ単に伝えておく。
そうすると、堂々と婚活できますし、後に結婚報告するときも揉めにくくなります。

注意点としてはわかってはもらえないことを前提に話をしましょう。

自分の気持ちを話をしたところで理解はしてもらえないでしょう。
話をした時は言い合いみたいになるかもしれません。

『理解もされないだろうし、反発されるだろうな』という前提で話をしましょう。

過度にイライラしたり、ぶつかることがなくなりますよ。

祝福された結婚とは。

ーその祝福は誰のもの?ー

ご質問のご両親が祝福するとしたらどんな結婚でしょうか?

それは自分たちの不安や心配を取り除いてくれる人と結婚が決まった時です。
『いい人見つけたねぇ~』って言うのは、自分たちにとっての話です。

『祝福してほしい』と思ってしまうと相手の都合に合わせないといけませんよね。
相手を選ぶ判断基準に「両親に祝福してもらえる相手かどうか」が入ってしまいます。
それは判断を誤る要因になってしまうと思いますよ。

祝福されたらうれしいけど、自分が選んだ相手では祝福してもらえないのであれば、それはもう仕方ないとあきらめてしまった方がいいです。

結婚するのはあなたなのですから。

祝福と幸せな結婚はイコールではありませんから。

ー本当は誰を安心させたいの?ー

『結婚して両親を安心させたい』

なんてよく耳にする話ですが、親からしてみると元気に笑って過ごしてくれていればそれだけで満足だと思います。

子供を本当に思う親なら、結婚してるとかしてないとかどうでもよくいいし、親である自分がこの世から亡くなったとしても、心配することは何もないと思います。

願うとするならば幸せだと笑ってくれたらそれでいいんです。

実際、両親が大人になった子供にしてあげることなんて何もありませんから。

『結婚して安心させたい』の安心させたいは親じゃなく自分です。

親が亡くなったときに後悔したくないからだったり、結婚することで親孝行したと思いたいだけです。

罪悪感を感じたくないのでしょうけど、全く感じる必要がありません。

自分の結婚の問題と両親の問題は別であって関係ないからですね。

親の希望などはそれはそれで一意見として聞けばよくて、応えられればそれはそれでいいし、応えられなくてもそれはそれで別いいんです。

問題はきちんと区別しましょう。

さいたま結婚相談所

リノマリアージュ

鳥居 たけし