[お悩み相談]軽い男は信用できない!!中身を好きになってもらうには??

こんにちは。
リノマリアージュ副所長 鳥居剛志です。

今日のお悩みは30歳の女性からです。

彼女は現在婚活中ですが、活動すればするほど男性に不信感を覚えてしまうと言います。

彼女は今まで婚活で出会った様々な男性から「可愛いね」と言われることが多いそうなのです。
けれど、彼女はその言葉があまりにも軽く見えてしまい、決して本気ではないのではと疑ってしまっています。
出会ってまだ間もない人が、軽いノリで自分のことを「可愛い」「モテそう」「俺のタイプ」と言ってくると、彼女は彼らの下心が透けて見えるようでとても怖いと言います。
どの男性と出会っても疑心暗鬼になってしまい、男性を受けいれられなくなっています。

彼女は、自分のことを特別可愛くもないし、中身もつまらないと思っています。そんな自分は男性からきちんと好きになってもらえない、付き合ったとしても大事にされないと思ってしまい、婚活を続ける自信を失くしています。

『まずは外見ではなく中身から好きになってほしい』と希望する彼女は今後どのように自分の人間性を磨いて自分を変えていけば良いか悩んでいます。

自分の婚活に責任を持つ

まず僕が感じたのは、彼女は「自分の人間性を磨いて、変えていきたい」という姿勢が良いと思います。
彼女は「運任せ」「人任せ」ではなく、あくまでも自分の力でどうにかしようとしている、つまり、自分のハンドルは自分で握る意思があります。
自分できちんと判断したことは、たとえうまくいかなかったとしても自分できちんと責任を取り、決して人のせいにしたりしないと思います。

活動がうまくいかない時に「自分は悪くない」とか「自分に合う人はどこにいるのだろう」と原因を外に求めてしまう人はとても多いです。
外に求めることが悪いとは言いません。けれど、自分の意識や人間性を磨いて積極的に活動するのと、棚ぼた的に出会えるのを待つ受け身の姿勢では、自分が求める人に出会える可能性は積極的に自分を変えていく方が高いと僕は思います。

男性に対し疑心暗鬼になり、婚活を続けていく自信を失っていると彼女は言いますが、彼女は決して諦めていません。
自分の幸せは自分で掴み取るという姿勢を持ち続けていてすごく良いと思います。

中身見てもらうには、見てもらえる準備をしよう。

彼女は「まず外見ではなく、中身から好きになってほしい」と言います。
しかし、彼女は出会ったお相手に心を開いているでしょうか。
「そんなに可愛くない、中身もつまらない人間だ」と自分を卑下してしまっていては、自分の中身を隠してしまっているように思います。
「自分はダメな人間だ、自分には魅力がない」と思っている人は自信を持って自分を開示しません。逆に、そういう自分を見透かされないように、ひたすら隠そうとします。

中身を好きになってほしいと希望するのであれば、中身を見せなければいけません。中身を見せるためには自分の中身に自信を持つ、もしくは、自分はこれでいいと自分を認めてあげる必要があると思います。
けれど、素の自分、ありのままの自分をお相手に見せるのはとても怖いと思います。
「自分を開示して嫌われてしまったらどうしよう」と、開示した自分を否定されてしまうかもしれないと思ったら開示することをためらってしまうのは当然だと思います。

実際僕は、今の奥さんとは結婚相談所で出会い結婚しました。何回目かのデートで、自分の知られたくない、隠したい部分をカミングアウトしました。その時は、怖すぎて脇汗がすごかったです。結果、奥さんはすんなりそのことを受け入れてくれました。中身を受け入れてくれてとてもホッとしたのを覚えています。
その後は結婚をすると共に徐々に自分自身を出すことができました。今では親族にも見せない顔を奥さんには見せることができています。そして、自分を受け入れてくれる人がいることで、「そのままの自分で良いのだ」と思えるようになり、自分を認めてあげることができるようになったように思えます。まだまだ、奥さん以外の人に自分を開示することに抵抗がありますが、少なくとも以前のように自分を卑下して否定することは無くなったのではないかと思っています。

僕のように、誰かに中身を開示することで本来の自分を取り戻すことができることもあります。「自分はこんな人間です」と宣言することで、開き直れる部分もあると僕は思います。
しかし、最初からいきなりカミングアウトされると相手もビックリします。お見合いや交際を経て少しずつ知ることでカミングアウトしても受け入れてもらえる環境が整ってきます。
上っ面だけで判断されたくないという気持ちもわかりますが、ほとんど人はファーストコンタクトで見た目、つまり、外見で判断します。
まずは外見で気に入ってもらえたのですから、あとは中身を少しずつ知ってもらい、さらに気に入ってもらえるように努めたらいいと思います。

卑屈になるより、素直になって

彼女は出会った男性から「可愛い」と褒められても受け入れることができません。自分は褒めてもらえるほどの女性ではないと思っています。
しかし、世の中には彼女を心から可愛いと思い、彼女を大切にしてくれる男性は必ずいます。
彼女は今までの経験から自分の周りにはそういう男性はいないと思ってしまっているのかもしれません。

人には好みがあるので、全員が彼女を可愛いとは言わないでしょうが、彼女は「可愛いとは言ってもらえない」や「適当に可愛いと言われてしまう」というネガティブな情報にフォーカスすることで自分を落としてしまっています。
僕は無理にポジティブになってほしいとは言いません。しかし、ネガティブな情報に目を向けて落ち込むくらいなら、『見方を変えることで楽になったらいいのに』と思います。
見方を変えるためには、自分自身に目を向けることです。「誰かに可愛いと言われたから」など、他人の目線はまず排除することです。他人の目線は自分ではどうにもできないことなので、そこを気にすると自分の心を揺さぶられてしまいます。
「自分自身がどう思うのか、どう思いたいのか」はたまた「どう思ったら気分がいいのか」を考え、自己満足でいいので自分で自分を上げてあげたら良いと思います。

最後に

いかがでしたでしょうか。

彼女は男性から好意的に見られているということは事実です。
「可愛い」とか「モテそう」と言われたのであれば、それは素直に受け入れて「ありがとう」でいいと思います。
そして、軽かろうが少なくとも自分にはそれだけの魅力があることを認識し、男性に扱われる側ではなく、男性を扱う側になるという意識を持てればいいと思います。
「自分がお相手を素敵だと思うのか、気に入らないと思うのか、また、今後どうしていきたいのか」ということが大事で、まずは自分の素直な気持ちを大切にしてあげてほしいです。
その上で、「どうしても相手の軽さが気になる」「大事にされなそう」と感じたらお断りすればいいだけです。それはご縁がなかっただけです。ご縁がなかったことを気にすることはありません。自分を攻める必要もないのです。
お相手を自分でしっかり見極めて、自分が求めているものと違ったら「こういう人もいる」という一つの経験をして捉え、次に生かしていけばいいです。
いずれは、自分自身の判断基準をしっかり持ち、自分自身で責任持って判断できるようになるでしょう。
それが「成長する」ということなのだと思います。

さいたま結婚相談所
先生の為の婚活ROOM リノマリアージュ
副所長 鳥居剛志