[お悩み相談]婚活のプロフィールの趣味を手がかりにその人を判断してしまうと、、、

こんにちは。
リノマリアージュ副所長 鳥居剛志です。

梅雨に入りジメジメしてくる季節となりました。
その中でも晴れた日の太陽の光は、初夏を感じさせてくれて、とても気持ちが良いものです。
天気や気候が良いと気持ちも穏やかになります。
忙しない日々の中でも、ふと立ち止まり、気持ちの良い太陽の光を感じたり、風に耳を傾けたりするのも、とても大事なことなのではないかと改めて思っています。

それでは、今日のお悩みに参ります。

今日のお悩みは男性の方からです。

彼はとある女性のプロフィールを見ていて気になることがあったそうです。
それは、趣味に「ディズニーが好き」とか「宝塚が好き」と書いていることです。
女性は45歳なのですが、彼は45歳にもなってディズニーや宝塚が好きだとアピールすることは少々幼稚なのではないかと思っています。

彼は彼女のプロフィールを見て魅力を感じることができません。
それと同時に、自分と同じように感じる男性は多く、彼女がプロフィールにディズニーや宝塚が好きだと記載することはマイナスでしかないのではないかと思っています。

彼は彼女がどういうつもりで記載しているのか気になっています。

書かれた趣味が持つ意味とは?

僕は彼女が趣味の欄に「宝塚やディズニーが好き」と書いた理由はいくつか想像できるのではないかと思っています。

  1. そんなに深い意味はない
  2. 自分が好きな趣味を理解してほしい、もしくは、同じ趣味を持った人と出会いたい
  3. 自分の趣味を受け入れてもらえない、理解できない人をはじめから自分を対象外にしてほしい

「[1]そんなに深い意味はない」に関しては、趣味を聞かれれば『宝塚やディズニーが好きかな』くらいに答えているのではないかと僕は思いました。
僕が婚活していた時、趣味の欄には確か「ランニング」とか「音楽」書いていた気がします。自分で『気がする』というくらい記憶に残っていないということは、それほど意識して書いていなかったということです。担当の仲人さんと話し合って決めたのですが、趣味を聞かれてもこれといった趣味もなかったため、『昔よく走っていた』と話したところ「ランニング」と書いたらどうかと提案され『では、それで…』くらいに決めた気がします。
つまり、彼女もそんなに重要視していなかったか、あるいは、それほど深く考えていなかったのではないかと思いました。

「[2]自分の趣味を理解してほしい、もしくは、同じ趣味を持った人と出会いたい」に関しては、趣味を一緒に楽しみたいという気持ちがある人なのではないかと僕は思いました。
女性においても男性においても、自分が好きなものを共有してほしいと思う方も多いと思います。同じ楽しみがあれば、より親密にコミュニケーションも取れるでしょうからお互いの関係性も深まり、楽しい生活ができると思います。
一緒に楽しむということができないとしても、理解はしてほしいと思う気持ちもわかります。
自分が好きなものを否定はしてほしくないと誰もが思うのではないでしょうか。否定されてしまうと、趣味の好きな場所に行きにくくなり、後ろめたい気持ちになると思います。自分の好きな趣味が喧嘩の火種になりかねないというのはとても悲しいことです。

「[3]自分の趣味を受け入れてもらえない、理解できない人は、はじめから自分を対象外にしてほしい」に関しては、『自分の趣味を見て理解できない人は最初から合わないので申し込みをしないでほしい』という意思の表れではないかと思いました。
彼女の中で、自分が相手に求める条件に「趣味が同じ、または、理解できる人」があるため、趣味を記載することによって、そうでない人からお申し込みされても困るという思いがあるのではないかと思いました。
婚活している人の中には、お会いしても時間や労力の無駄になってしまう可能性があるため、こだわりがある方は「牽制」の意味を込める方も中にはいます。

趣味は人それぞれ。お相手の趣味は理解しよう。

今回相談された彼は、『彼女の趣味が理解できず魅力を感じることができない』と言います。
僕は、彼の考えはそれでいいと思います。
彼女の趣味を理解する必要もないですし、魅力を感じられなければお申し込みをしなければいいだけです。
しかし、『45歳の女性が宝塚やディズニーが好きだと言うのは幼稚だ』と決めつけてしまうのは、いささか乱暴な意見ではないかと僕は思います。

彼のプロフィールの趣味欄にどんな趣味が書かれているかはわかりませんが、彼の趣味を理解できない人もいると思います。
例えば、男性の趣味に「プロレス」や「車」など、女性が理解しにくい趣味もあると思います。男性としても、『一緒に楽しんでもらえなくてもいいから何も言わないでほしい』と考える人もいると思います。

僕も以前お見合いした女性が、ジャニーズが大好きでお見合い中終始ジャニーズの話をしていました。
お見合いはお互いが今後お付き合いできるかどうかを見極めています。
僕も『ジャニーズが好きな女性とお付き合いしたら一緒にジャニーズのコンサートに行ったりするのだろうか』と考えましたが、『ちょっと無理かもしれない』と思ってしまいました。
しかし、僕は否定するつもりはなく『彼女が楽しくいられるならそれでいいかな』という思いでした。

「趣味」というのは、自分自身の気分が良くなるものです。
日々の生活において気分が楽しい状態であることはとても大切なことです。
平日に大変な仕事をしていても、休日は趣味でリフレッシュできると思えば仕事も前向きにがんばるきっかけになるかもしれません。
それに、趣味があることは人生を豊かにすると僕は思っています。
何かに夢中になれるということは、そこに「希望」や「活力」が生まれると思います。

どんな趣味だとしても、否定はしないでほしいと僕は思いました。

最後に。

いかがでしたでしょうか?

僕たちは今までの自分の経験から、外見、趣味などから「きっとこういう人だ」と思い込んでしまうことがあります。けれど、思い込みだけで相手を決めつけてしまうのはもったいないです。

プロフィールは自分を知ってもらうツールです。
今後お付き合い、ひいては、結婚した際に幸せな生活ができるか想像する一つの材料です。
けれど、プロフィールが全てではありません。表面的な大まかな情報部分だけで「この人はこういう人だ」判断しないで出会いを広げていってほしいと思いました。

今日は以上です。
参考になれば幸いです。

さいたま結婚相談所
先生の為の婚活ROOM リノマリアージュ
副所長 鳥居剛志