『ピンと来ない』から抜け出す方法。

『お見合いしてもなんかピンと来ない』
そう感じることはけっこうあるのではないでしょうか?

『好きな人と結婚したい』
そう思うのは当然だと思いますし、仲人の僕としても『会員さんには好きな人と結婚してほしい』と思っています。

しかし、『ピンと来ない』というところに注目しすぎてしまうと、婚活がうまくいかなくなることがあります。

今日はそんな停滞気味な婚活から抜け出すための『ピンとこない』から抜け出す方法をお伝えします。

ピンと来るかどうかは第一印象で決まる。

初対面の人に対する印象は、初めの3秒でほぼ決まってしまうと言われています。
「ピンと来るか来ないか」を判断するのは、まさにその3秒です。
お見合いでお相手にお会いしたときに、お相手の服装や髪型などの容姿や格好はもちろんのこと、態度や声のトーンなんかを一瞬で見極めているわけですね。

第一印象でピンと来るかどうかを判断してしまうのは、これは仕方のないことです。
だいたいの人は第一印象で判断してしまう傾向にあります。
僕としても第一印象で判断してもいいと思っています。

ただ『そこでご縁を経ってしまうのはちょっと早いのではないかな』とも思います。
どう考えても受け入れられないような人であれば、それはすぐにでもお断りした方が良いですが『なんとなくピンと来ないな』というくらいでしたら、その後のお相手の感じや自分の気持ちの変化を観察してみてもいいのではないでしょうか。

まずは基本を大事に…

ひとめぼれという言葉がありますが、一目見ただけで恋に落ちることは、可能性としては限りなく低いです。
ピンと来るのはこのひとめぼれの感覚と似ていて、ピンと来る人を探しはじめてしまうと婚活が進まなくなってしまうでしょう。

では、具体的にどうしたら良いのでしょうか?

それは…
・3回以上デートを重ねること
・ズームやラインなどのやり取りを密にすること
という2点が大切なポイントになるでしょう。

この2点に関しては、基本なことなのでおそらくわかっていることかもしれません。
とは言え、なかなかできていないのではないでしょうか?

第一印象でピンと来なかったお相手が好印象に変わっていくのは、けっこうハードルが高いものですよね。
印象があまり高くない人に自分からコミュニケーションを取りに行く気持ちになれないために、ラインなどのやり取りもあまりせず、デートの予定も1週間とか2週間先になってしまっていることもありますよね。

お相手の印象があまり高くないので仕方ない側面もあるのですが、婚活が停滞してしまっているのであれば、まずはこの基本の部分はやってみましょう。

コミュニケーションを取ると言っても、『お見合いで一度会っただけのお相手と何を話していいかわからない』そう思うかもしれませんが、なんてことない日常の出来事でもいいので、意識的に連絡を取るようにしましょう。

ストレスは感じてあたりまえ。

当然ですが、今まで自分の生活にお相手はいなかったわけですよね。
そうすると、お相手と接することで自分の生活の中に違和感を感じてしまうんです。
つまり、お相手をストレスと感じてしまうんですね。

それは、婚活でなくても起きる現象で、例えば、コロナ禍で旦那さんがリモートワークで家にいるようになったことがストレスになる、ということも同じことなんです。
いつもの日常にないものはどうしてもストレスを感じてしまうもので、婚活においてそのストレスを感じてしまうと『なんか違うかも…』という気持ちになりお断りに繋がっていってしまうんですね。

『最初はどんなお相手でもコミュニケーション取るのは大変なものなんだ』というように知っておくだけでも違うと思います。

お相手がどういう人なのかを知って、自分がどういう人なのかを知ってもらい、通じるものがあったときに結婚へと進んでいくわけですが、最初からお互いが通じ合えることはありません。

年齢を重ねてきたり、仕事が忙しかったりすると、お互いを知る努力がめんどうに感じると思います。
休日に気合いを入れてメイクして服装選ぶことも、意中の男性ならまだしも、印象がそんなに高くないお相手に対しては億劫に感じてしまうものです。

しかし、そこはあえて前に進みましょう。
なぜなら、コミュニケーションを取らないことには、印象も変わらず、交際が前に進むこともありませんから。

自分の気持ちの動きを見てみましょう。

人は、会う回数が多ければ多いほど、印象が良くなる傾向にあります。
最初の印象が多少良くなかったとしても、会っているうちに好印象に変わることもあるのです。
それもこれも、コミュニケーションを取らないことにはわからずじまいです。

「お相手の良いところを探そう」とか「お相手を受け入れよう」などと思う必要はありません。
そんなにかまえてしまうと疲れてしまいますので、気負いする必要はなく、お相手にお会いして自分の気持ちを観察するくらいで大丈夫です。

お相手がどういう人なのかは、とりあえず最初は置いておいて、まずはお相手と過ごしている自分の気持ちがどう動くのかに注目しましょう。

まずはできることから着実にやってみましょう。

婚活が停滞するということは、婚活に対するテンションも下がっているのではないでしょうか?
テンションが下がってしまうと、婚活そのものが嫌になります。
よっぽど自分が求めているようなお相手に出会えないとテンションは上がってこないので、どんなお相手とお見合いしてもその気になりません。
『どうせまたピンと来ないんでしょ』なんて思いながら活動していても、良いご縁に恵まれることはありません。
いや、良いご縁に気付けないと言った方がいいかもしれません。

『無理にテンションを上げろ』というつもりはありません。
『たいして気にもならない人に興味を持ってください』とも言いません。
ただ、まずは自分ができることを着実にやっていくことを僕はおすすめしています。

結婚はご縁ですので、確実に結婚できるとは言えませんが、自分ができることを着実にやってみることは、結婚への道につながっていくと思います。

ぜひ、「基本であるコミュニケーションを取る」というところから前向きに取り組んでみましょう。

さいたま結婚相談所
リノマリアージュ
鳥居剛志