願いを叶えるには　〜思考グセの封印〜

人は起きている時、無意識にたくさんのことを考えています。
これからのことを考えて、不安になったり、ワクワクしたり、過去のことを考えて、思い出し悲しいや思い出し嬉しいを感じたりしています。
目についたものから連想してしまい、思考があっちこっちに散らばってしまう人も多いと思います。
そんな思考を整理して、自分がこの人生で成し遂げたいことに向かっていくにはどうしたらいいか、考えていきたいと思います。

決める、ということ

いろいろな場面で、自分で決めなければいけないことがたくさんあります。
日常生活でも、何を食べるか、いつ寝るか、何で楽しむのか、常に選択を迫られ決めています。人生の中で、大きく自分に影響するものを選んで決めるときに、思考が邪魔をしてなかなか決められない、という方も多いと思います。では、なぜ、思考が決めることを邪魔してしまうのか、というと、思考があなたを守ってくれているからです。今までの経験、学んできたことから損得を考えあなたが傷つかないように、守ってくれています。だから、なかなか決められなくて動けない、というのはあなたのために思考がブレーキをかけてくれているのです。

そして、動くための理由を集めているうちに「もういい」と投げ出したり、あきらめてしまいます。
私は、「やろう」と思ってもいろいろやらない理由を頭でこねくり回して、「やっぱやーめた」を選ぶ【逃げるクセ】がありました。ちょっとやってみてうまくいかなかったら、合わなかったと投げ出していました。うまくいかなかったものを、自分の中に見つけようともせず、匙を投げていました。
結婚に対しても、人とじっくり向き合うこと、をずっと避けてきたくせに、本音を言える人が欲しいとずっと思ってきました。

思考を整理して願いを叶えるためには、どこへ向かうのかしっかり決めなければいけません。どうしようと迷っていると、思考があちこちに散らばってしまいます。迷っているので、最終的に動かない理由の方が勝ってしまうことが多いです。そのほうが変わる必要もないですし、安全です。

決めてしまうことで強制的に思考グセを封印する

逃げグセのある私が、結婚までたどり着けたのは、結婚することを決めたからです。

つまり、未来に自分が何を望んでいるのか、その望んだ未来を決めてしまって強制的に【逃げる】を封印したのです。

本音が言い合えるパートナーとの結婚を望んでいたわたしは、本気で向き合いたい、と思った相手との結婚を先に決めてしまいました。結婚相談所で出会い、1ヶ月で結婚を決めました。
結婚する、と決めたので彼との間に考えの相違があっても投げ出さず、お互い、とことん話し合って一番の答えをだしてきました。

今までは、誰かと何か一緒にやるとき、そのチャレンジが怖いと思う時やちょっと関わると面倒かもと思うと逃げてしまう、つまりやらないを選ぶことが多かったです。でも、それが正解と思っていました。けれど、その状態は私が本当に望むところとはほど遠い状態でした。

彼とは、先にこの人とずっと一緒にいると決めたので何がきても受け止める器ができました。彼も私の思いを大切にしてくれるのがわかったので伝えるのが怖い時も、雰囲気がちょっと悪くなっても頑張って伝えることができました。話してみたら、今までなんでそれにこだわってきたのかっていう思い込みだったこともたくさんありました。話してみないとわからないなんて、自分って面白いと思いました。

強制的に【逃げる】を封印することで未来を自由に選べるようになったのです。
願いを叶えるためには、怖いと思って逃げてきたこと、苦手だと思って、やりたくないと思って逃げてきたことを選んでやってみる必要があります。

例えば、富士山の頂上でご来光をみたい！と思っているとします。
けれど、1人では無理です、人がたくさんいるのはちょっとね、山小屋に泊まらないとなんてちょっと面倒、そもそもしんどいの嫌なんです、と言って何もしなければ、ご来光は見れません。

たどり着きたいものがあるなら「できることはやらなきゃ」と思うと思います。あなたのブレーキとなっている思考グセ、ありませんか。
その思考グセとうまく付き合って、時には封印して人生うまくいかせちゃいましょう♪